汗抜きと着物みず洗いの違い

すぐに汗抜きとみず洗いの比較表を見る

汗抜き  みず洗い
35点 対 95

極端にハッキリ言えば、汗抜き 20~35点に対しみず洗い80~95点の洗浄品質です。 これはあくまでも洗浄品質のみの対比です。数値は当店が独自検査で当てはめたものです。

当店へご相談の際はムズかしくお考えにならず、ご自身が希望する内容を下記のような普通の言葉でお伝えください。

着物のクリーニングの勉強をする必要はありません。

  • ○年○月○日までに戻してほしい
  • ○円までが希望
  • ○円を超えると出せない
  • 特定部分の見える汚れが気になる
  • えりの汚れが気になる
  • しわが気になる
  • アンティーク・中古着物でそでを通すのが気持ち悪い
  • 着物で一般的なクリーニングができれば良い
  • ニオイがキツくて着れない
  • たくさん汗をかいたから気になる
  • 丈を○○cm出したい、詰めたい
  • 幅を○○cm出したい、詰めたい
  • 反物を着物に仕立てたい
  • 水で洗いたい

「丸洗いをお願いしようと思うんですが・・・」とのご相談をよくいただきます。

しかし経験上、着物クリーニングで一般的な丸洗い(京洗い・生洗い・『屋号』洗い)の本当の中身を理解している消費者は多くない、と痛感しています。

それは着物販売店スタッフや着付け/お花/お茶/日本舞踊などの習い事の先生方やスタッフの方も同じです。

実はえりの筋状汚れなどごく一部を除き、正絹着物の見える汚れは手作業である格安汚れ落としえり拭き/えり洗い等部分洗い染みしみ抜き変色処理格安柄足しなどでの処置が必要です。

また仕上げアイロンだけのご利用も可能です。

丸洗いはえりやそで口以外の見える汚れをキレイにするのにあまり効果的だとは言えません。そのため当店では丸洗いセットを必須とせず、気になる汚れだけをキレイにしてとのご要望を広く承っています。

『本当に丸洗いで良いのですか?』と逆に質問すると、後に上記例のような本音を伺う事ができます。

上記例のような直接的な希望を伺う事で、ご相談者様にとって『迷う要素の少ないお見積り』が可能となります。

ぜひ上記例のような普通の言葉でご希望をお寄せいただき、余計な処置を含まない適切なお見積りをお受取り下さい。


汗抜きとみず洗いの違い

究極の選択方法

シンプルに違いを説明すれば次のようになります。

●縮みがダメなお着物へは汗抜きがオススメ!

●多少の縮みがあってもニオイや汗、くったり感を改善するならみず洗いを

部分的な汗汚れ除去
or
着物全体をみず洗い

着物の汗抜きは部分的に水を用い、汗を抜く処置を行います。 当店の汗抜きは『水』だけで処置します。

下の表で說明を見るまでもなく、数ミリ縮んでも着れなくなるような少々小さめやぴったりサイズのお着物は汗抜きを選択して下さい。

着物みず洗いは多少大きめ、少々縮んでも問題ない、何としても汗クサさや樟脳しょうのう臭、カビっぽいニオイ、誰かの体臭を解決したい着物や長襦袢などに適したクリーニング工法です。

詳しくは下記表をご参照下さい。 

汗抜きとみず洗いの比較

●作業料金を比較●
着物汗抜き 着物みず洗い
2,400円~ 2,400円~
●作業内容を比較●
着物汗抜き 着物みず洗い
部分的に水処理 全体を水につけて洗う
水のみを用い、脇・背中・お尻そで上部などにできた汗汚れを処理 当店独自ブレンドの安全性に優れた洗浄剤で正絹着物全体を水洗い
処置した部分のみしわ取りアイロン 自然乾燥後、全体へ仕上げアイロン
●作業結果を比較●
着物汗抜き 着物みず洗い
汗でできたキツいしわが無くなる 全体の汗・ニオイ汚れがスッキリ落ちる
縮み・型くずれほぼ無し 若干の縮み・型くずれあり

ニオイの感じ方は人それぞれです。特にイヤなニオイに超敏感な方はみず洗いに加え強力ニオイとりを追加されるか、他店で洗い張りのご利用をオススメいたします。

●作業目的を比較●
着物汗抜き 着物みず洗い
汗汚れをある程度とる 汗汚れを最大限とる
汗によるキツいしわをとる 全体のしわをとる
縮み・型くずれとんでもない!
安全性最優先   
ニオイの原因を大きく除去
異次元のスッキリ感を得たい
クッタリ感の解消
誰が着たかわからない気持ち悪さの解消
黄ばみ汚れが多い時には
みず洗いを行う事で
料金総額を安くできる

 


汗抜き部分的水洗い
着物みず洗い
全体をドバッと水洗い

どちらの処置も一長一短が

特に着物に不慣れな着物初心者の方にはちんぷんかんぷんな用語ばかりで大変申し訳ありません。

 

できるだけくだけたわかりやすいご案内になるよう心がけますので、ご不明な点などあればお気軽にお問い合わせくださいませ。 

汗抜きは昔ながらの伝統工法

全国の着物クリーニングで
注文できる、着物の汗抜き


安全性を重視した洗浄法
比較的安価に利用できる
着物のスタンダードクリーニング

汗抜きは昔ながらの伝統工法で安全性が高い反面、洗浄力はみず洗いに比べ大きく劣る、安全性と伝統性を最優先した作業です。

 

当店ではまる洗いと組み合わせず、汗抜きだけでご注文いただけるので費用を抑えた着物クリーニングができます。

 


 安全性が高いって?

 

みず洗いクリーニングに比べ、縮みの心配をする必要はほとんどなく、型くずれもほぼありません。

 

危惧があるとすれば色にじみの問題だけのクリーニング方法です。

 

色にじみは古くなった着物によくある染色の牽牛度の低下や、反物を作る工程で余計な染料が生地にまとわりついた状態のまま販売された着物に見られるもので、どの着物でも起こるものではありません。

 


格安着物汗抜き作業工程

1.  水を用いお尻・胸・そで上部の汗成分を除去する(指定部・または汗によるキツいしわ部分・または全体)
2.  処理した部分のみに仕上げアイロンを行う

みず洗いは新たなチャレンジ

着物CLクリーニング新スタンダード

日本の格安・正絹水洗い
普段着を安く洗おう!が
コンセプト

当店独自開発の格安着物みず洗いは着物の未来にとって、新たな選択肢です。

なぜなら長期保存される多くの着物の3大トラブルであるニオイ問題は大きく改善でき、中古で仕入れてなんとなくそでを通しにくかった着物もスッキリ洗え、その上黄色や茶色のアク=変色も従来に比べ劇的にお安く解決できるチャンスがあるからです。

そう、安いのにも関わらず着物の多くのトラブルをこれまでのやり方以上に高品質に解決できるクリーニング工法なのです。

・・・着物クリーニングの新たなスタンダードになり得るというのは、言い過ぎだと感じますか?

千円札数枚の価値が再確認できる

万札が出ていくのを抑えられる工法

格安着物みず洗いは当店が独自に開発したクリーニング工法です。ざっと言えば5千円以下で着物をクリーニングできる工法です。

5千円以下で着物をクリーニングできるというのは、日本全国の着物クリーニング店の丸洗い料金に比べても安価に分類できます。

そして何より、着物丸洗いでは得られない洗浄品質がほぼ同程度の費用で注文できる画期的工法だと考えています。

今まで着物1着をクリーニングした際、1万円札でお釣りはどれくらいありましたか?千円札数枚?1万円ともう少し?

格安着物みず洗いなら着物1着クリーニングするのにざっと千円札数枚で済みます。8割の着物が5千円以下で『水で洗える』のです。

同じくらいの料金でできる着物丸洗い(京洗い・○○洗いなども同じ)もあるでしょう。ただし ───洗浄品質がまるで違います。

丸洗いと道程のの費用で汗やニオイを同時に解決できるのが着物みず洗いです。

提供店が言うのはおかしいとは言え、これってすごくないでしょうか?

着物CLクリーニングの4つ目の選択肢

着物みず洗いは着物をほどかず洋服のように全体を水につけて洗う工法です。

これは当店が2016年に始める以前、数千円という格安料金で提供している店はありませんでした。以降、丸洗い、汗抜き、洗い張りに加え、第4の選択肢となりつつあります。

着物みず洗いは全体を水につけて洗うため、汗など水溶性汚れに加え、多くのニオイを発する原因物質を洗い流す能力が非常に優れています。

当店独自解釈ではニオイが7割減ると「あれ?ニオイがなくなった!」と感じる方がほとんどと受け止めています。

ただし洗浄能力がとても高い反面、縮み・型崩れ・色にじみなどのリスクを飲み込んだ上でご利用いただく必要のある工法でもあります。リスクはありますが一度体験すると他のクリーニングには戻れない、とお声をいただくクリーニング方法でもあります。 

汗や雨、そして何よりニオイトラブルを高品質に解決でき、正絹着物の新しいお手入れを格安料金で実現できるクリーニング方法です。

着物をよくお召しになる方ならこれまでも「水洗いしたいな~」と感じた正絹着物はあったと思います。

でも『着れなくなるほど縮む』のを覚悟して自宅で水洗いするか、数万円~10万円弱もの費用をかけて洗い張りして再仕立てするか、先送りしてタンスの肥やしになるか、売り飛ばされるか・・・

大きくこの3つのうち、どれかを選択されてきた事と思います。

当店が開発した正絹着物の着物みず洗いクリーニングは、この3つの選択肢に新たに加わるパワーを兼ね備えています。

費用は丸洗いと同程度の数千円程度、洗浄力は汗やニオイも落とせるケタ違にずば抜けたパワー、ただし多少リスクがあるというクリーニング。

着物みず洗いは直接肌に触れる長襦袢ながじゅばんや普段着にこそバツグンにマッチします。

夏の薄ものや裏地の無い単衣タイプのお着物、裏地のある多くの袷着物あわせも汗やニオイを気にせず着用したい着物、安く中古品で手に入れた『誰が着たかわからず少々気持ちが悪い』着物など付下げや訪問着、振袖まで含め適す着物は多々あります。

・・・画期的なクリーニング、というのは言い過ぎでしょうか?

多少の縮みや型くずれが「絶対にダメ!」という着物は正直、全く適しません。

ただ正絹着物しょうけんクリーニングに千円札数枚で利用できる『新たな提供品質』と『新たな選択肢』として、多くの着物ファンの皆さまに提案し提供させていただいております。

普通の悉皆屋にお手入れに
出す感覚なら汗抜きを、
多少の縮み型くずれがあっても
段違いの洗浄力を求めるなら
みず洗い

要約するとこのようなご案内になります。
ご理解を深めていただけたとすれば幸いです。

きもの医のホームページをご覧くださりありがとうございました。
m(_ _)m