正絹着物格安染み抜き
クリーニング料金表

染み抜きしみぬきとは直接関係ありませんが・・・広告ですみません 。

汚れ部分の印付しるしづけの注意点

縫い糸は色落ちするものが多い!

染みしみ汚れ場所を特定するために用いる印付しるしづけには、ぜひポリエステル100%の糸や色落ちしませんと表記のある糸をご使用くださいませ。

▼なぜポリエステル糸なのか?▼

染み抜きしみぬきをご依頼の部分は汚れの部分だけでなく、汚れの周りも洗剤や水・溶剤が付着します。

ざっくり、染みしみ汚れの倍くらいの大きさとお考えください。実はこの染みしみ汚れ部分をハッキリお伝えいただく際の印付しるしづけはとても助かります。

ただし汚れを解決する染み抜きしみぬき時は洗剤や水・溶剤だけでなく熱を加える処置などを用いる場合もあり、その印付しるしづけに用いた糸が綿100%だと色落ちし、その色が大切な着物を汚すケースもございます。

例えば白地の着物ならわかりやすく赤や黒、青色などクッキリわかりやすい糸で印付しるしづけしたくなるのが人情です。

ところがその糸が綿100%だと色にじみ・色うつりという、最悪のシミ汚れを付着させるリスクがあるのです。

重ねて申します。染みしみ汚れ場所を特定するために用いる印付しるしづけには、ぜひポリエステル100%の糸や色落ちしませんと表記のある糸をご使用くださいませ。

染み抜きしみぬき1ヵ所=500円硬貨大

染み抜きしみぬきで一度に処置できる最大の大きさは500円硬貨1枚分です。当きもの医独自のやり方です。他店は他店へお問い合わせ下さい。

もし汚れが3つあっても500円玉を置いた時、3つとも隠れればそれは1ヵ所とカウントします。汚れの原因が3つとも同じなら同じ処置を同時に進め、解決できます。汚れが3つに分かれていても500円玉1枚で隠れる部分にまとまっていれば、同じ原因・時期にできた汚れなら1ヵ所の費用だけで済みます。

つまり3ミリ、6ミリ、1センチの別々の汚れが500円玉1枚で隠れれば、なんと染み抜きしみぬき代は「1ヵ所」となるので。

ただしこれは同じ処置で解決できた場合です。500円玉で隠れる範囲に3つの汚れがあるとして、①食べこぼし ②血 ③変色と、3つとも異なる溶剤・洗剤を用いて解決しなければならない場合は3つの別々の処置を行うため、3ヵ所とカウントします。①しみ拔き ②たんぱく質汚れ落とし ③変色直し(染み抜きしみぬき+漂白)これらは同時に処置できず、①→②→③の順で処置を1回ごとに完結して進めます。

正絹着物染み抜きしみぬき料金表

500円硬貨1枚の大きさ=400~3,600円程度
パールトーン加工など防汚・防水・撥水はっすい・シリコン加工品などは割高になる傾向があります。

各種加工品が割高になる理由を見る

あくまでも表記の染み抜きしみぬき料金はひとつの目安です。

とても簡単に落ちる汚れは安く、逆は高くなる ───
500円玉1枚なら安く、数枚なら高くなる ───

この原則で常に料金を割り出します。

ぜひLINEでの無料染み抜きしみぬき見積もりサービスをご活用くださいませ。

食べこぼし・水滴すいてき・鼻水など

しみ・汚れの大きさ

費用目安

500円硬貨1枚大
標準

400~2,800円

2mm程度

400~1,400円

5mm程度

600~1,800円

1cm程度

800~2,000円

1.5cm程度

1,200~2,200円

2cm程度

1,600~2,800円

しみ・汚れの大きさ

費用目安

費用の見方

しみ抜きは以下の内容により費用が変動します。

⦿汚れができた時期 (最も重要)
⦿汚れの種類
⦿汚れの状態
⦿着物の年齢(反物の生産時期)
⦿色落ちしやすさ

汚れができた時期、汚れを発見した時期、汚れの原因が早ければ早いほど費用は安くなりやすいものです。その場合はぜひお知らせくださいませ。

このしみ抜き料金表はひとつの目安です。着物の状態やひとつひとつの汚れの具合によりしみ抜きはいわばオーダーメードな処置ですので、詳細な費用が必要な際はお手数ですがメールやLINEで画像をお送りくださいますようお願いいたします。

単なる水滴や雨の後、軽く付着しただけの水分を含んだ化粧品汚れなどは非常にお安くできる場合がほとんどです。


しみ抜きより格安料金!
格安汚れ落とし料金表

血・経血・たまご・たんぱく質汚れ

しみ・汚れの大きさ

費用目安

500円硬貨1枚大
標準

800~3,600円

2mm程度

800~1,800円

5mm程度

1,200~2,200円

1cm程度

1,600~2,600円

1.5cm程度

1,800~3,200円

2cm程度

2,200~3,600円

しみ・汚れの大きさ

費用目安

変色・黄変おうへん・アク・ヤケ
↑ 変色直しは別ページでご案内

「久しぶりに出してみたら以前キレイだった部分に黄色・茶色の汚れがっ!? ウゲーッ!! ギャーッ!!」

こうした事例は後を絶ちません。今現在もこうしたビックリ仰天事件は起き続けています。

変色は正確には「汚れ」ではないため、こうした事件は染み抜きしみぬきでは解決できないため下記ページをご参照ください。


正絹しょうけん着物の黄色・茶色の変色の進み方


正絹しょうけん着物の変色直し料金表 

気になる汚れや目立つ
汚れを落としたい!

パールトーン加工・各種加工品は割高

パールトーン加工など防汚・はっ水加工の
告知にご協力ください

パールトーン加工などの防汚・はっ水加工、または特殊な加工などを致した着物の場合、作業時間が長くなる事がほとんどです。そのため作業時間に比例して算出する染み抜きしみぬき料金が割り増しになりがちです。

防汚加工は強く残っている部分とほぼ効果がなくなっている部分の差が大きく、見積り作業では完全に見抜けない場合、お見積りで提供したしみ拔き代金よりも増額するケースがあります。

これは「すすぎに多くの時間をとられるため」起こる現象です。

各種加工はない、と申告いただいているお品でも実際には防汚加工がされているお着物は少なくありません。

できるだけ事前の(本)見積り時に正確な★★★しみ拔き代を割り出すよう努めておりますが、作業中に割り増し料金が追加になる事を完全に防ぐのは難しいところです。

より正確なお見積り料金をご案内するためにも、パールトーン加工など防汚・はっ水加工がされているお着物はその旨をできるだけ情報としてお寄せくださいませ。

この点あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。


パールトーン加工品等が割高になる詳しい理由


■しみ抜き返金制度対象サービス■

着物を安くキレイにするため
染み抜きだけで注文可能!

当店へご相談の際はムズかしくお考えにならず、ご自身が希望する内容を下記のような普通の言葉でお伝えください。

着物のクリーニングの勉強をする必要はありません。

  • ○年○月○日までに戻してほしい
  • ○円までが希望
  • ○円を超えると出せない
  • 特定部分の見える汚れが気になる
  • えりの汚れが気になる
  • しわが気になる
  • アンティーク・中古着物でそでを通すのが気持ち悪い
  • 着物で一般的なクリーニングができれば良い
  • ニオイがキツくて着れない
  • たくさん汗をかいたから気になる
  • 丈を○○cm出したい、詰めたい
  • 幅を○○cm出したい、詰めたい
  • 反物を着物に仕立てたい
  • 水で洗いたい

「丸洗いをお願いしようと思うんですが・・・」とのご相談をよくいただきます。

しかし経験上、着物クリーニングで一般的な丸洗い(京洗い・生洗い・『屋号』洗い)の本当の中身を理解している消費者は多くない、と痛感しています。

それは着物販売店スタッフや着付け/お花/お茶/日本舞踊などの習い事の先生方やスタッフの方も同じです。

実はえりの筋状汚れなどごく一部を除き、正絹着物の見える汚れは手作業である格安汚れ落としえり拭き/えり洗い等部分洗い染みしみ抜き変色処理格安柄足しなどでの処置が必要です。

また仕上げアイロンだけのご利用も可能です。

丸洗いはえりやそで口以外の見える汚れをキレイにするのにあまり効果的だとは言えません。そのため当店では丸洗いセットを必須とせず、気になる汚れだけをキレイにしてとのご要望を広く承っています。

『本当に丸洗いで良いのですか?』と逆に質問すると、後に上記例のような本音を伺う事ができます。

上記例のような直接的な希望を伺う事で、ご相談者様にとって『迷う要素の少ないお見積り』が可能となります。

ぜひ上記例のような普通の言葉でご希望をお寄せいただき、余計な処置を含まない適切なお見積りをお受取り下さい。


メンドウな読み物はパス!料金だけ知りたい!・・・
すぐにしみ抜き料金表を見る

※しみ抜き料金は『目安』です。この汚れを400円でキレイにして!というご依頼は受けかねますのであらかじめご了承ください。
※事前に画像をお送りいただき詳細見積もりをご依頼いただくのが最善の策です。


着物のシミや変色、何の汚れが原因かわからないくすみなど、2000年代までは安くキレイにするお店はほとんどありませんでした。

着物の汚れをクリーニングする費用自体明確に発信する店がほとんど無い中、多くの着物お手入れ店様・悉皆屋しっかいや着物のよろず屋さま。司令塔としてお仕立て~洗い張り~クリーニングまで全て取り扱うお店の総称 ですら、正確に費用を事前に知っている業者様は本当に限定的な世界でした。

もちろん着物愛好家の皆さんや呉服店様が正確にシミ抜き費用をわかるはずがない世界だったのです。

そんな中の2016年、当店は誕生しました。当店は「着物の汚れを安くキレイにする宣言」をする店として、「安くクリーニングできるし安く染み抜きしみぬきできます!」と声高に発信し、今に至っています。

・・・安くキレイにします、とは言いながらも、感覚で「えいっ!」と値段を決めているのではありません。キッチリ原価や人件費などを計算した上で「利益が出る値付け」です。その意味で置いては不当廉売れんばい、目の前の売上ほしさの「安さ」アピールした偽装サギではありません。実際に当店をご利用いただいた方がお近くにいらっしゃれば、ぜひ「着物をキレイにしてくれた費用はどうだった?」と、ご利用後の感想をお聞きいただきたいと考えています。満足できない方もいらっしゃったとは思います。ただ、全体的には・・・一方的に思い込み的な文言は差し控えます ───。

当店の存在価値はまず着物クリーニングの世界で安いこと、その後導入した和裁お直し・お仕立ての世界で安いこと。これをポリシーとしてさまざま安価なサービスメニューを展開しています。

そしてもうひとつ、当店が声高に申し上げている特徴があります。それは
「着物をキレイにする料金と提供品質は等しく重要です!」というもの。

汚れの解決とは、つまりお召しになった時に周りの第三者に汚れを見つけられなければ良いのでしょう? なら、少しお安くできますよ。もちろん安くても完全にキレイにできる事も少なくないですよ。 生地へのダメージも最小限ですよ・・・と考えています。

お客様の希望があれば当然100点満点を目指すケースもあります。ただ言えるのは「考えて価格と品質のバランスを取りながらコスパに優れた提供品質をしている」点。

その意味では100点満点の完璧カンペキ品質を希望するには不向き、と感じる方がいるでしょう。

逆に「キレイにしたいけど費用に不安が・・・」とお悩みの皆さまには「ちょうど良い店」になるかもしれません。

袋帯・名古屋帯・丸帯のしみ抜き注意点


ぜひ一度気軽にお見積りをお命じ下さい。その結果、提示された着物をキレイにする料金見積もりを元にご検討いただければと思います。

「あれ?着物のクリーニングって、これくらいの費用でできるの?」

こうお感じいただけますよう精一杯工夫して、コストパフォーマンスに優れた品質・結果をお届けしたいと日々願っています。

必要なしみ抜き品質とは
最高品質/高価格vsバランスでコスパ最強

そもそもそんなカンペキ品質は必要でしょうか? という問いかけです。

その料理を誰が作ったか、どれだけ手間ひまをかけたか、最高級の食材ばかりか、不純な食材を完全に省いているか、食材の産地を全て開示しているか、香りは最高か、見た目は美しいか、味わいはどうか、狙い通り・設定通りの温度か、一口目のインパクトはどうか、半分ほど食べ進めて飽きはこないか、食べ終わりの味に対する総括評価はどうか、店全体の雰囲気は適切か、照明の明るさはどうだ、客席同士の距離は十分か、ニオイがキツすぎないか、量は足りているか、カロリーはどうだ、糖質量は、筋肉◯カな客にタンパク質は足りているか、カンペキな接客が提供できたか、お客様の名前をフルネームで記憶していたか・・・???

こんな風に『カンペキなルールに基づいた料理を出す店』はディナーコースで飲み物別/1人3万円以上のレストランでさえ提供できる店は無いでしょう。

着物は『伝統』や『文化』遵守の名の下、カンペキに美しい状態でカンペキな着付けでカンペキなTPOルールのもとで「着なければならない」と世間では受け止められていると、それが当然なのだと、『着物に不慣れな方』には見えてしまっています。

そこで考えてみましょう。上記のようなカンペキな料理は、毎食ごとに必要ですか?  例えば夕食のおかず、ちょっと豪勢なディナーにそんなアレコレを求める方はどれだけいらっしゃるでしょう?

お腹が空いている時に食べる料理はたいていおいしく召し上がれるはず。逆にお腹いっぱいの時に世界最高と評価される料理長が作ったとても手のこんだ料理を出されても、見ただけで・・・・・。

よくお考えいただきたいのは『(失礼ながら)最高品質の料理を味わえるだけの味覚をお持ちかどうか』です。料理は好みで、10人いれば10人なりのおいしい、まずい、まずまずなどの評価があります。

現代では着物の情報は極端にややこしく扱う人数はごくわずかで、「着物は伝統的に扱い、着付けなければ」などという大変息苦しいルールにしばられたまま着る事を無理強いされています。

重要なので繰り返します。『息苦しいルール通り着る事を無理強いされています』。

趣味で着る着物、冠婚葬祭で着る留袖や紋付き着物、成人式で着る振袖などに過度なクリーニング品質は、実際のところどれが適正なのでしょう?

ひとまず堂々と胸を張って着れる状態で良いと、思いませんか?

と考えると、「これくらいの出費で済むなら時々利用できる」との現実的な費用で必要最小限のキレイ品質が得られればよいのでは? との考えに至り、コスパに優れたシミ抜き品質の提供を実践しているのが当きもの医です。

当店では当店規程品質評価で90点を超えると、普通にお召しいただくには問題ない品質だと考えています。90点で良いのなら、多くの店で数万円かかる汚れを数千円程度で得られます。

あと10点で100点満点です。さあクリーニング品質は90点と100点で、見た目はどれだけ違うと思いますか?

80点ではどうでしょう?当店が独自規定する染み抜きしみぬき品質規定はクラス分けしており、80点でも多くの方が「キレイになってる!うれしーっ!!」と感じてくださっています。

この点が気にかかる方、気にかかる着物、100点満点でなければ!という節は当店ではなく「100点品質」を提供するとうたっている着物専門クリーニング店の利用がベストです。失敗しても成功しても『最高のお店に出したんだから納得!』できるはずです。(失敗する確率は相当低いはずです)

誤解を恐れず品質差を説明してみます。当店規程のクリーニング品質90点と100点の差は、着物クリーニング店・呉服販売店のスタッフさん、染色家さん、絵師さん、洗い張り屋さん、和裁士さんなど着物のプロが見抜ける可能性はあれど、一般の皆さまにとってはわずかな差でしかありません。

『少し違和感を感じるかも? vs カンペキ品質』です。

あと10点を追い求めて「追加で数千円~数万円をかけてほしい!」というご希望なら別ですが、90点でも十分だと、当店をご利用いただいた多くの方が感じている事実を日々実感しています。

すでに着物の汚れや違和感を見抜く力をプロ並みに身につけた方なら100点品質が必要かもしれません。あなたはいかがですか?

私どもではパーティーに着ていくドレス並みで良いのでは?と考えています。それは最低で70点、最高で100点、平均提供品質が90点です。

着物を「着物だから」と洋服と区別するところから考え方を変えるのが良いのかもしれません。着物は日本の伝統衣装で世界的に人気を集めるものであるのは事実です。ただ単なる衣服だ、とも言えます。

ここまで読み進めて『ちょっと共感しにくいなー』とお感じの方は、当店の着物しみ抜きは不向きだと思います。

逆に共感できる方なら、着物の日常的なお手入れや万が一の際のトラブル時に相見積あいみつもりする店のひとつとして、ぜひご活用くださいますようお願いしたいところです。

着物の汚れを安くキレイにできればタンスの肥やし状態の着物が陽の目を当たる事もあるでしょう。

当店は着物専門クリーニング店として、1点でも多くのお着物さまを救い出したいと考えています。

正絹着物の部分汚れ処理
染み抜きしみぬきで安くキレイに

着物のしみは許せない?

着物に限らず、お召しになりたい服に目立つかどうかビミョ~なしみや変色があったとします。
それ、どうしてもキレイにしたいですか?

あらゆる汚れをキレイにしたい!という考え方は以下のような考え方に共通する考え方だと言えます。

普段の生活で例えると・・・
・他人が作ったおにぎりはラップに包んでにぎったものしか食べられない
・外出した帰宅時、すぐに足を洗わないと気持ちが悪い
・乗り物の吊り手や公衆トイレのドアノブに直接触れない ───

このような考えに絶賛共感される方は私たちのような着物専門クリーニング店にとっては非常にありがたいお客さまと言えます。

《この汚れはお召しの際に隠れる部分だから処置は不要そうだなぁ》と着物専門クリーニング屋が判断した汚れも、「ぜひキレイにしてください!」と、たくさんの注文をいただけ、結果として高額クリーニング料金をいただけるからです。(生々しくてすみません)

このページを訪れた方の中には汚れを見つけ、あせってお店を探している最中の方がいるかもしれません。そこで私たちが言える事があります。

───ご自身が気になるなーと感じる汚れ以外は、キレイにする必要性は低いものです、と。

他のページでも案内していますが着物や洋服、一生懸命汚れを見つけようと思えばアチコチ見つかります。汚れとは、そういうものだと理解しているのです。

こんな事を言えばえりや胸元の汚れは恥ずかしいじゃない!とお叱りを受けるかもしれません。ですがちょっとした工夫で汚れを目立たなくする方法が、無いわけでもないのです。

衣紋えもんの抜き方、ブローチやバッジの活用、アバンギャルドな小物・・・。汚れを見つけてしまったその着物のお召しになる機会が目前にせまっているかもしれません。でも一度ゆったりドッシリと揺るぎなく落ち着いてみましょう。

染み抜きしみぬきやクリーニングする以外にも、解決できるかもしれないのです。

とは言え、着物の染み抜きしみぬき・クリーニング・お直しは絶賛受付中でございます!

汚れは全てしみじゃない
しみとは落としにくい汚れ

丸洗いで落ちる汚れは
しみじゃない

消費者が自力で簡単にキレイにできる
汚れを当店ではしみとは言わない

私どもでは丸洗いクリーニングという正絹着物の伝統的と言われる基本的なクリーニング方法で落とせる汚れを、しみとは考えていません。専門家が知識と経験と知見を生かして処置するからこそ安価に安全に処理できる汚れを「しみだ」と規定しているのです。

丸洗いに用いるプロ用溶剤はベンジンに代表されるドラッグストアなどで簡単に入手できる溶剤と、それほど大きな性能差はありません。実は着物クリーニングのプロでもベンジンを中心に丸洗い時の部分洗いに用いている業者さんはたくさんいらっしゃいます。

プロ用クリーニング材料メーカーさまがしのぎを削って開発、販売している能力の高い洗剤を用い、専門家ががんばって処置してこそ落とせる汚れが「着物のしみ」、エリモト・ベンジン・リグロインなどの一般の方が入手できる薬剤で処置して、ごく簡単に落とせる汚れは単なる「汚れだ」だと考えているのです。

しみ ───

この言葉・名称が独り歩きしてしまい、現代では着物の汚れはなんでもかんでも「しみ抜き処置なのだ」と広く解釈されている事が、残念でならない、これが当店の考える、私どものお店の立場です。

カンタンな処置で終えられる
作業をしみ抜き言わない

着物に不慣れな方、着物が大好きで日々着物で過ごす方はたくさんいらっしゃいます。

またお仕事で毎日のように着物を着る方もいらっしゃいます。

ところが ───。

着物の愛好家や着物の文化に精通している方でも、着物クリーニング・着物のしみ抜きには詳しくない方は本当に・・・本当に、とてもたくさんいらっしゃいます。

「そんなアホな!」と感じる方は、試しに3~4店の呉服・着物販売店で相談してみましょう。

「え?」と感じるくらい、判で押したように同じ答えが案内されるはずです。

「着物の軽い汚れ、つい先日着た時の汚れは丸洗いで処理できると思います。」。これは深堀りすればベンジンなどの溶剤でカンタンに落とせる汚れなのです。シロウトさまが自分でカンタンにキレイにできる汚れ(とても処理しやすい、カンタンに落とせる汚れ)を「しみ抜きでキレイにします。料金はそれなりにいただきます」とは、口がさけても言えないと考えています。

洋服はご自身でしみ抜きしたり洗濯時に工夫して洗う方がそれなりに存在します。

例えば着物のかけえり部分にできる筋状汚れは ───お召しの際に首周辺とこすれる事でできる、単なる皮脂汚れやファンデーション・化粧品汚れは、実はとても簡単に落とせます。

これは私どもが声高に申し上げなくとも、いろいろな方がネット上や様々な集まりで言及している事でしょう。

ベンジンやエリモト、リグロインなどのえり拭き用溶剤をよく用いる方ならとても簡単に落とせる汚れは、当店では「しみ」とは考えません。

なぜなら一般的な消費者が千円程度で買え、1本で着物数枚に使える溶剤で、ちょっと慣れればどなたでもカンタンにキレイに皮脂汚れなど一定の汚れを解決できるからです。

汚れには様々な種類がありますが、私どもは大きく以下3つに分類し、そのクリーニング料金を設定しています。

染み抜きしみぬきです、って言う方が
もうかるのにね・・・アホなの?

私どもの役割は着物を着る際、その後のクリーニング代を考えて着るのをやめる機会を少なくする事だ、と考えています。

実際、ここまで読み進められた皆さまの中にもクリーニング代を考えて着物の着用を避けたり、少しでも安い費用で着物をキレイにすべく時間を浪費した方はたくさんいらっしゃる事でしょう。

着物をお召しになる機会が減れば、着物専門クリーニング店は売上、ひいては利益を失います。私たちはその最前線にいるのです。

結局は着物をお召しになる文化が一定残らないと生き残れない業態である事実を受け入れ、「着物クリーニング、着物の汚れをこれまでの全国相場費用よりも格安でお届けせざるを得ない、そんな、そんな悲しい立場にいる、着物専門クリーニング業者なのが我々なのです。(^^;

これがわかっているからこそ、独自で築き上げた料金プランや作業工程に誇りを持ち、日々皆さまからいただくご注文を粛々と進めているとろこです。

しみ抜き処理は3つ!
汚れ落とししみ抜き
しみ抜き漂白

前述の通り、当店では着物の汚れをしみ抜き系作業で処理するサービスを区分上、次の3つに定義しています。

着物の3つの汚れの定義

(1) 格安汚れ落とし

洗剤を使用せず揮発性溶剤のみで
落とせる軽い油汚れ処理

格安汚れ落としを詳しく見る

(2) 染み抜きしみぬき           

ア)単純な汚れ・しみ解決染み抜きしみぬき

油性・水性問わず、洗剤を用いて汚れを除去する処置

イ)たんぱく質汚れ解決染み抜きしみぬき

血液・経血汚れなどタンパク質汚れを除去する処置

ウ)色素除去・解決染み抜きしみぬき

下記(3)に近い処置で染み抜きしみぬきで最も高額になる処置
赤ワインなど色素をふんだんに含む汚れ解決

(3) 漂白/変色直し
正確には染み抜きしみぬき+漂白処置     

主に黄色または茶色の変色を
起こした黄ばみ汚れ処理


黄色・茶色の変色じみの―
―しみ抜き漂白料金表

着物の黄ばみ変色処理は─
─しみ抜き?格安柄足し?


着物丸洗いコミコミプラン料金表を見る

染み抜きしみぬきとは

(1)格安汚れ落とし料金表を見る

重要ですので始めにお伝えします。着物にできた汚れを解決するのはほとんどの場合、難しくありません。

あくまでも「当店では」というお話ですが、事実です。まずこの点ご安心下さい。


ベンジンやリグロインなどでお家で簡単に洗い流せる超単純汚れ=皮脂汚れ・ファンデーション汚れなど と違い、洗剤を用いなければ落ちない汚れを当店では「しみ/染みしみ」と表現し、染み抜きしみぬき処置で解決します。

シミ抜きは洗剤と溶剤、または物理的な力を加えて汚れを生地からはがす処置です。

力を加えると聞くと「生地にダメージがあるのでは?」と感じると思います。それは正しいです。

ただ全ての汚れを除去するという行為自体、生地にダメージを与えるというのも事実です。

ですので生地へのダメージを最小限にするには汚れを作らない事が最も重要です。とは言え、服である以上それは不可能。

そこで当店のような着物専門クリーニング店では生地へのダメージを最小限にするため洗剤・溶剤・力の与え具合をより良く調整しコントロールしています。

しみが長期間放置され、空気や保管環境と反応して進む変色・黄変・アク染み抜きしみぬきだけでは解決できないため、さらに他の処置・漂白でキレイに解決します。こちらは下記ページで詳細ご案内しています。

黄色・茶色の変色じみの―
―しみ抜き漂白料金表

着物専門クリーニング店としてみた時、当店の染み抜きしみぬき費用は安く、比較的わかりやすく構成していると自負しています。

しみ抜きしみ抜き漂白
格安汚れ落としそれぞれで
落とせる汚れの目安リスト

化粧品汚れについては水分をどれだけ含むかなど、成分により落としにくいものがあります。

(2) 染み抜きしみぬき (3) 変色直し (1) 格安
汚れ落とし
   安全性・費用の目安
~○ ○~△
汚れ落としで落とせない汚れ変色以外の汚れ 黄色・茶色
の変色
水分を含まない汚れ
水分を含んだ汚れ 主にタンパク質の残留部分にカビが発生して起こる
変色汚れ全般  
軽い皮脂汚れ
食べこぼし ファンデーション
水の汚れ・輪じみ かけえりの筋状汚れ
汗汚れ そで口内側の皮脂汚れ
ボールペン/インク ベビーオイル
血・経血・タンパク質汚れ マスカラ
水分を含む化粧品 口紅
自転車チェーン
などキツい油汚れ
付着しただけの油汚れ
何かのコスれ汚れ
 染み抜きしみぬき返金制度
○対象 対象 ○対象

※水分をたくさん含んだ皮脂汚れ・化粧品
しみ抜きにて処理いたします。

汚れ落としは油性の溶剤のみ、
しみ抜きとしみ抜き漂白は
水を使った作業となります

黄ばみ・茶色じみ変色の―
―しみ抜き漂白料金表

安くの汚れを解決できる理由

当店の手柄は頭が柔らかい

染み抜きしみぬきの解決料金を安価に抑えられる最大の理由は「最優先すべきは解決費用を抑えるコト」を最優先だからです。

もし昔ながらの技術を「これ以上の技術はない」とガチガチに凝り固まってしまっていたら・・・
 当店も今ほど安い解決費用を提供する事はできなかったはず。

人は考える動物。思考が未来を変える事ができる。当店はまずリーズナブルな価格帯で社会貢献しようと決めた、これが何より重要だったと振り返って感じるところです。

「昔から先人が築き上げてきた技術は最高なのだ」という考えが最優先だったら、恐ろしいコトにご相談いただいた汚れを解決できない事案が数多くあったでしょう。 クリーニング店でよく出される「これ以上の処置は生地へダメージを与える危険があるため・・・できませんカードを出す、普通のお店でしかなかったと感じます。

ただ安さにこだわれるのは当店の染み抜きしみぬき技術が他社が追いつけない高い次元にある・・・のではありません。理由は秘密ヒミツとしてふせますが、しみ汚れの解決が飛躍的にカンタンにできるようになったというのが本当のところです。

手前ミソな表現ではございますが、当店のリーズナブルな店でありたいというポリシーと秘密ヒミツの組み合わせによって、10数年前に比べて当店の染み抜きしみぬき結果は非常にコスパに優れておりますです。

落とせないしみ汚れはごく一部を除き、ほとんど無くなりました。残念ながら落としにくい落とせない汚れがあります。ただしこの理由は見積り価格が高額すぎて、お客様のご注文が入らない事が最大の理由です。解決費用が高くなるのは汚れ除去自体に大きな時間がかかるためです。これまでもこれからも、日々研鑽けんさんを積み解決費用の低価格化実現に向かっているところです。

 


実際のご利用時にはお着物を入念に検品させていただき、予測されるしみ抜きの結果とその費用をお見積もりとしてご提示いたします。

お見積もりとして提示させていただいたしみ抜き処理のうち必要な一部だけ注文、または全て注文するなどの判断はお客様のご要望次第となります。

※しみの原因・種類によっては費用が割高になる可能性があります
※しみの種類によりしみ抜き返金制度対象となる場合があります
※絹糸の表面がこすれて起こるスレ現象を完全にキレイに処理するのは困難です。

安く解決しにくい汚れとは

変色・黄変おうへん・アク

変色・黄変・アクの発生トラブルは染み抜きしみぬきの範囲を超える重要な注意点などの説明が必要のため、別ページで詳細ご案内いたします。

墨汁ぼくじゅう トナーなど

注意点として解決するのに大変長い時間がかかる、いわゆる落としにくいしみ・汚れは一定数ある、という点にご留意下さい。

落としにくい、落とすのに時間のかかる代表的な汚れは習字に用いる墨汁ぼくじゅうです。

墨汁はミクロの観点で見ると細かい変則的な形で全体が高級食材のウニのからのように針状のような形で先がガサガサであり、繊維につき刺さって抜けない系の汚れです。他にレーザープリンターのインクであるトナーもこの系統汚れです。

繊維自体からはがしにくいため、ちょっとずつちょっとずつ水と専用洗剤を使い、ほぐしながら~ほぐしながら~キズをつけないよう注意しながら生地からはがしていきます。

ムリに急いで除去しようとすると生地にダメージやスレを起こすので慎重にゆったりと処理します。何度も何度も。
 これが時間がかかる最大の理由です。

墨汁やトナーが広範囲に付着している場合、安さを第一ポリシーにしている当店でも「この額では注文は入らないだろう」と提供前に躊躇ちゅうちょするくらいの高額になります。

色素 色移いろうつり・色にじみ

他に墨汁などと同じく解決に時間がかかり費用が高額になりがちな汚れがあります。

色素が残留していたり他の部分から移る色移いろうつ・色にじみ汚れがその代表です。

これら色素系トラブルは変色・黄変・アクの発生とは成り立ちが違う汚れですが、解決方法に漂白という変色直し時に用いる手法を組み合わせる事が多いものです。

繊細な正絹生地にお話を限定すると、色素をはがす作業は生地に大きなストレス・ダメージを与えたり脱色の危険リスクがあるため、このような汚れだと判断できる場合の検討時はできるだけ詳しい情報提供が必要です。

きもの医のホームページをご覧くださりありがとうございます。

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