着物みず洗いの種類リスク
つむぎ着物

大島・結城・久留米・牛首・塩沢ほか
お家の水洗いよりはリスク小!

結論まとめ

の着物は当店の着物みず洗いでもっともトラブルが起こりにくい、水洗いするに当りもっともリスクの少ない生地のひとつです。 ただし裏地の八掛はっかけが縮む事例は少なくありません。下記注意ポイントをご確認下さい。

多少色落ちが起こるものもありますが、実際お召しの際に問題が出る事はほとんどない程度で収まるケースがほとんどです。

つむぎ素材はご家庭での水洗いに比べれば、非常に安全にみず洗い処置ができる素材です。

とは

の種類を見る

は大島紬・結城紬・塩沢紬・牛首紬が有名どころで人気が高いようです。

他にも石下紬・伊那紬・遠州木綿(遠州綿紬)・小千谷紬・黄八丈・郡上紬・久米島紬・椎名紬 ・信州紬・豊田紬・仁田山紬(桐生紬)・弁柄紬・米沢紬・琉球紬、他に交織紬(絹綿交織)など個別に上げるにはキリが無いほど種類があります。

『かたもの・やわらかもの』の分類上は『かたもの』、つまり固い生地感の生地の代表的なものです。

シャリシャリしてる、カサカサ音がするなど『固い生地感』という他の正絹生地 正絹=100%混じりもののない絹生地、100%シルク製品の事です。国内産のから作られた絹生地だけが正絹と受け止めている方もいるようです。正しくは海外製品・海外原料だったとしても100%絹の製品を指します。 にはない唯一無二の特徴があります。

主に普段着やカジュアルな場へお召しになる小紋に分類されるお品です。いわゆる訪問着もあります。

細かく言えば染色のタイミングが織る処置の前、先に絹糸を染めた後に織る生地です。詳しくは呉服店さまなどのページの方がわかりやすく説明されているのでご参照下さい。

このページではこれら着物全般について当店の着物みず洗いのリスクをご案内しています。


注意ポイント

みず洗いの大きなリスクである縮み問題の7割は八掛はっかけの縮み問題です。

着物の構造を詳しくご存知ない方はこの縮み問題の説明を理解するより、少々割高ではございますがみず洗いVLバリューセットでのご利用がいろいろな意味で、オススメです。

着物初心者の方でも「どうせならこのタイミングで色々知っておこう」という方は、ぜひじっくり読み進めて下さい。

表地であるつむぎは水で洗うのにそれほど大きなリスクはありません。ただし裏地の八掛はっかけ生地が縮緬ちりめんなどの場合、大きな型崩れが出ます。

これは縮緬ちりめん生地が水に濡れると『ギュッと縮む特性がある素材』であるため、縮んだ裏地(=八掛はっかけ)に引っ張られて表地のつむぎ生地が縮んで型崩れするためです。

★縮緬は「確実にすそ周りに縮みが出る」とご理解下さい。 背中などにあしらわれている裏地=胴裏は縮むものがほぼありません。

八掛はっかけ縮緬ちりめん系の生地の場合は みず洗いだけでは縮んだ八掛はっかけに表地が引っ張られて大きなたるみができ、そのままではお召しになれないケースがほとんどです。

八掛はっかけ縮緬ちりめん系の場合やこの説明では「よくわからない」という方は、つむぎ以外の生地を含めて みず洗いVLバリューセット(たるみ直し付き)でのご注文が適切です。

みず洗いVLセットはみず洗い単体でのご利用に比べ和裁の修復が入るため割高です。ただし絹は水で1度縮むとそれ以上はあまり縮まない事も 水で絹を洗うサービスを提供している当店ならではの経験則から わかっています。

お家洗濯のリスク

裏地がない単着物ならご家庭でも手洗いに限って言えば比較的安全に洗える素材、それがの特性です。洗濯機を用いた洗濯はまるでオススメできません。ご自身でチャレンジするなら必ず洗面器や洗面台などで手洗いして下さい。

の生地自体、水で洗って縮むものはあまりないとご理解いただいて間違いありません。

ただし一部に水で洗うと縮みが出るものがあるのを経験しているため、やはり『100%水で洗って縮まない』とはお考えにならないようお願いいたします。

袷着物については裏地である胴裏八掛 周り・袖口内側・先の生地 などの縮みや色にじみが起こる可能性があり、お店としてお家での手洗いはオススメしていません。

お家での正絹着物・長襦袢・羽織・コート類・帯類の手洗いは自己責任です。当店では一切責任を負えません。あらかじめご了承下さい。

お家洗濯に失敗したら?

もしご自身の手洗いで縮みなどのトラブルが起こった際は当店の縮んだ着物の補正サービスや、他店の洗い張り 洗い張りは正確には『洗い張り+お仕立て直し』と表記されるべきです。当店では洗い張りの取り扱いはありません。 ご利用で『ある程度~ほぼ元に戻る可能性』が大です。

アイロンが苦手、数千円ならクリーニングに出したいとお考えなら当店の着物みず洗いをぜひご検討下さいませ。

格安着物みず洗いで正絹着物が縮むのを表した、着物をバラして左側・上前が1枚の布でできている事がわかりやすい図
すぐにみず洗いで縮む寸法の詳細案内を見る

当店へご相談の際はムズかしくお考えにならず、ご自身が希望する内容を下記のような普通の言葉でお伝えください。

着物のクリーニングの勉強をする必要はありません。

  • ○年○月○日までに戻してほしい
  • ○円までが希望
  • ○円を超えると出せない
  • 特定部分の見える汚れが気になる
  • えりの汚れが気になる
  • しわが気になる
  • アンティーク・中古着物でそでを通すのが気持ち悪い
  • 着物で一般的なクリーニングができれば良い
  • ニオイがキツくて着れない
  • たくさん汗をかいたから気になる
  • 丈を○○cm出したい、詰めたい
  • 幅を○○cm出したい、詰めたい
  • 反物を着物に仕立てたい
  • 水で洗いたい

「丸洗いをお願いしようと思うんですが・・・」とのご相談をよくいただきます。

しかし経験上、着物クリーニングで一般的な丸洗い(京洗い・生洗い・『屋号』洗い)の本当の中身を理解している消費者は多くない、と痛感しています。

それは着物販売店スタッフや着付け/お花/お茶/日本舞踊などの習い事の先生方やスタッフの方も同じです。

実はえりの筋状汚れなどごく一部を除き、正絹着物の見える汚れは手作業である格安汚れ落としえり拭き/えり洗い等部分洗い染みしみ抜き変色処理格安柄足しなどでの処置が必要です。

また仕上げアイロンだけのご利用も可能です。

丸洗いはえりやそで口以外の見える汚れをキレイにするのにあまり効果的だとは言えません。そのため当店では丸洗いセットを必須とせず、気になる汚れだけをキレイにしてとのご要望を広く承っています。

『本当に丸洗いで良いのですか?』と逆に質問すると、後に上記例のような本音を伺う事ができます。

上記例のような直接的な希望を伺う事で、ご相談者様にとって『迷う要素の少ないお見積り』が可能となります。

ぜひ上記例のような普通の言葉でご希望をお寄せいただき、余計な処置を含まない適切なお見積りをお受取り下さい。


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ご相談はいつでもお気軽にどうぞ!

 

LINE・メール・お電話、お好きなツールでぜひ一度ご相談くださいませ。

 

皆さまからのご相談、ご質問を・・・

できればご注文を(^^;、心よりお待ちしております。

 

きもの医のホームページをご覧くださりありがとうございました。
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