正絹 着物の裏地の汚れは
解決すべき?

長期保管後、久しぶりにタンスから出してみたら見つかった正絹着物の裏地(胴裏)のえげつないポツポツ変色の画像。これは時間と空気による劣化で止められないトラブルのひとつです。

長期保管で着物の裏地・胴裏に発生
したポツポツ変色黄変事変

長期保管後、久しぶりにタンスから出してみたら見つかった、正絹着物の裏地(胴裏)のえげつないポツポツ変色の画像です。

この変色がたくさん写った着物の裏地画像の状態は単なる生地の老化現象です。正直に言うかどうかは別として・・・

着物に詳しくない一般的な大多数の消費者の皆さま、まずは落ち着いてご安心下さい。

この状態は着物クリーニングを扱う関係者なら誰もがよく知る、『汚れ』とは異なる現象です。

絹が単に長期保管などで『老化して部分的に変化した』だけの状態です。

何も恥ずかしくありません! 80歳の現役金メダル級のオリンピック選手がいないのと同じ理由、単なる老化現象です。

ポツポツ黄ばみや全体が
くすんだ黄色茶色に(TロT

長い時を経て人の顔にしみ・しわが刻まれるように着物も高齢化し、劣化します。その代表が空気による反応で起こる縮みとポツポツ変色の出現、または全体が薄茶色くなる現象です。

「2000年以上続く単一民族による単一国家、日本の国の古来から続く民族衣装・着物」は世界的に人気を集めるファッションアイテムに数えられるほど海外では大人気です。

ファッションアイテムなので長く保管するといろいろと問題が出ます。当然です。食品には消費期限がありカワイイ盛りの2才児はいずれ反抗期を迎え泣きたくなるような態度・言動をあびせてきます。

こうした現象は防げるでしょうか? いいえ、おおむね防げません。40年前になかったほくろがあるのと同じです。よほどお金を投じないと・・・投じても防げるかどうか・・・・・・。

これは老化現象。老化現象や疲労骨折などは防げません。

胴裏のこうした悲しい変化は仕方がありません。もしカビアレルギーやニオイが気にならないならスルーするのがひとつの考え方です。それが ───。

当店の見解「見えない部分は気にならないならスルーしましょう」というものです。もちろん「気になれば」解決を図れます。

当店は着物のトラブルの解決費用を日本で一番安価に設定していると自負している店です。クリーニング手法、和裁手法、オリジナル手法を通じ、着物のトラブルにお困りの皆さまへコスパに優れた品質をお届けいたします。

当店へご相談の際はムズかしくお考えにならず、ご自身が希望する内容を下記のような普通の言葉でお伝えください。

着物のクリーニングの勉強をする必要はありません。

  • ○年○月○日までに戻してほしい
  • ○円までが希望
  • ○円を超えると出せない
  • 特定部分の見える汚れが気になる
  • えりの汚れが気になる
  • しわが気になる
  • アンティーク・中古着物でそでを通すのが気持ち悪い
  • 着物で一般的なクリーニングができれば良い
  • ニオイがキツくて着れない
  • たくさん汗をかいたから気になる
  • 丈を○○cm出したい、詰めたい
  • 幅を○○cm出したい、詰めたい
  • 反物を着物に仕立てたい
  • 水で洗いたい

「丸洗いをお願いしようと思うんですが・・・」とのご相談をよくいただきます。

しかし経験上、着物クリーニングで一般的な丸洗い(京洗い・生洗い・『屋号』洗い)の本当の中身を理解している消費者は多くない、と痛感しています。

それは着物販売店スタッフや着付け/お花/お茶/日本舞踊などの習い事の先生方やスタッフの方も同じです。

実はえりの筋状汚れなどごく一部を除き、正絹着物の見える汚れは手作業である格安汚れ落としえり拭き/えり洗い等部分洗い染みしみ抜き変色処理格安柄足しなどでの処置が必要です。

また仕上げアイロンだけのご利用も可能です。

丸洗いはえりやそで口以外の見える汚れをキレイにするのにあまり効果的だとは言えません。そのため当店では丸洗いセットを必須とせず、気になる汚れだけをキレイにしてとのご要望を広く承っています。

『本当に丸洗いで良いのですか?』と逆に質問すると、後に上記例のような本音を伺う事ができます。

上記例のような直接的な希望を伺う事で、ご相談者様にとって『迷う要素の少ないお見積り』が可能となります。

ぜひ上記例のような普通の言葉でご希望をお寄せいただき、余計な処置を含まない適切なお見積りをお受取り下さい。


着物の裏は人に見せないから
汚れは気にしなくてOK

無責任な情報発信? 正しい行い?

このページはあくまでも着物を専門にクリーニングする店が独自で見解を紹介するものです。「気にしなくても良いのでは?」との発信には「無責任な情報を流すな!」とお叱りを受けるかもしれません。

・・・着物泥沼子の皆さまなら「そんな事わかってますのわよオホホ」と笑い飛ばせるかもしれません。ですが着物に不慣れな方が

続きを読む

受け継いだ着物の検品中、裏地にビッシリ現れた黄色や茶色の変色群を目にすれば恐れおののきます。

普段通り生活していて突然予定になかったクリーニングやお直しを「検討せねば!!」、とあわてている方が実際にいらっしゃるのです。

そうした方は普段着物とは無縁の方がほとんど。

着物の事をほとんど知らない方に対し「訪問着や・色無地・小紋など種類に関わらず変色が起きた裏地は必ず交換した方が良い」という、業界標準の情報提供は人として正しい行いでしょうか?

私どもは一方的な情報操作は正しい行いだとは感じられません。
 私どもにとってはお手入れを積極的に進める情報発信は『着物業界側にお金が落ち、消費者が損をする片手落ちの情報』と感じざるを得ないからです。

そのため一般的な消費者の立場で考えた情報発信が必要だと感じました。このページは当店独自の見解というより消費者の立場で勘案した内容となっています。

呉服・着物業界全体が発するメッセージとは違う公平な情報発信も必要ではないか? ───当店が常に頭に入れている考えです。

お叱りになる気持ちはとてもよくわかりますが、こうした考えを受け入れお許しいただければ幸いです。

着物の胴裏八掛など裏地の
変色黄変はあるとダメな事?

正絹着物だから・・・
着物の知識がないから・・・
店員さんがススメるし・・・
断れるワケないやろボケがぁっ!

たったそれだけの理由でいろいろ気にして、それなりの費用がかかりムダかもしれない着物クリーニングを検討していませんか?
私ども着物専門クリーニング店のエジキに・・・。

冗談はさておき、着物と言えど衣服ですので着用すれば汚れるのは普通の事です。
でも裏地って裏側にある生地で、第三者に見えません。

スーツのジャケットやコートなら仕事中や出先、お店などで脱ぐ機会も多く裏地に変なしみや脇汗じみ、変色があると恥ずかしく感じます。

「見られたら恥ずかしい!」からご自身でしみ抜きしてみたりクリーニングに出すのはある意味「経費」と割り切れるでしょう。

でも着物は羽織やコート類を除けば着物も長襦袢も帯も人前で脱ぐ事はありません。だから裏地、特に胴裏の変色などは気にしなくて大丈夫ですよ、と訴えています。

ブラウスやカットソーにスカートなど、少々のほつれ・破れ・サイズ違いが合っても内側に折り込んだり、安全ピンで止めたり、スカーフやブローチなどアクセサリーで上手に目立たないようにして着た経験をお持ちの方は多いと思います。

それ、恥ずかしいですか? いいえ、いたって普通の事です。なにも恥ずかしくありません。

「ほおっておいてくれ」の一言で済む話です。

着物も衣服のひとつです。着物の人に見せない裏地の汚れを気になさるのは「過剰に気にし過ぎでは?」と感じます。

仮に実の母親やお嬢様がご自身を心配して「クリーニングしなよ、裏地を交換したら?」と言うならすぐにクリーニングや和裁店に相談する、というのもアリかもしれません。しかし ───。

少しキツい表現ですが呉服店や(当店を含む)着物専門クリーニング店は基本、売上を上げ利益を確保するためいろいろとお客様へ『せっきょくてきに!』オススメする事があります。(^^;

でも本音の部分で本当に皆さまの事を考えてアドバイスしているでしょうか?  私どもは自身の考えも含め「そんな訳はない」、と断言します。

お店都合の情報発信の最たるものが「裏地に変色が出たら交換しましょう。普通の事ですよ。」というもの。

こうした呉服関連業界のオススメが今のような着物文化の低迷に大きな影響をもたらしました。

では着物は汚れのひとつもない状態で着なければいけないものでしょうか?

ぜんぜんそんな事はありません。皆さまが思っている以上に、誰かが着ている着物の汚れには表地でさえそうそう気づかれないものです。

どんな状態の着物であれ、その着物をお召しになるのは着こなしも帯やぞうり・バッグの組み合わせも含め、お召しになる方の自由です。

誰にも見えない部分の汚れがある着物を「着てはいけない」、「そのままにして着るのは恥ずかしい」というのは呉服・着物専門クリーニング業界の・暗部、まやかしだと理解してみましょう。

気持ちが楽になったのではありませんか?

着物をキレイにする品質と同列にそのクリーニング料金の安さをお店の柱にしている当店でさえ、汚れをひとつ残らずズバッとキレイにして!と言われれば、安いなりにもそれなりの料金がかかります。

もしご自身の「なんとかしたい」という想いが強いのでしたら、あっさり和裁で新しい裏地と交換するととても晴れやかな気持ちになれます。当店はその費用がとても安い店です。

ご自身のお気持ちが「どうしたらいいかわからない」のであれば、ひとまずこれ以上変色が広がらないようカビ対策を万全にする事で時間稼ぎができます。裏地に突然できていた気味の悪い変色黄変、薄茶色への変色の話をしているのにカビ対策って?とお感じの皆さま。変色対策はカビ対策と同じです。カビ対策をきちんとすると変色進行を遅らせる事ができるのです。変色防止をネットで調べるといわゆるステマ広告系の「結局たくさんのお金がかかる」結果に。カビ対策はそれに比べ費用が安くしっかりした記事が多いのでカビ対策を、と発信している次第です。

ご自身が気にならないと感じる汚れのひとつやふたつあったままでも、着物をファッションとして楽しんでいただければこれ以上の喜びはありません。

正絹着物の胴裏に現れた長期保存による老化現象のひとつ、ポツポツ変色黄変の画像 これだけのポツポツ変色があるなら改善したい希望が強ければ胴裏生地交換が幸せを呼びます。
着物の胴裏に現れた「昔はなかったはずのポツポツ変色黄変事件」。人も高齢化すると足腰が弱くなる、そうした現象=老化と同じ現象です。それほど解決しなければならないのでしょうか?

着物裏側の黄色/茶色変色は
見える部分だけ解決する道

下着は見も知らない誰かに見せますか? 答えはNOノーでしょう。

着物の裏地には2種類あります。見せる裏地と見せない裏地。

見せる裏地は「八掛はっかけ」、見せない裏地は「胴裏どううら」と呼びます。八掛ですら第三者から見えるのはほんの少しです。

見せる裏地=八掛はっかけのうち、お召しの際に見えるよう配置されているのは前身頃(左側)のおくみと両そで口の3ヵ所です。これらの部分はあえて見せようとしている部分ですので、概念としては「表地の一部」に相当すると言えるかもしれません。八掛は突きつめれば着物を持つ喜び系のおしゃれだと感じます。着るとちょっとしか見えないくせにたたむ時、干す時に目に触れるその状態そのものが楽しくウレしいパーツなのでしょう。

逆に見せない=お召しになれば誰にも見られない部分ですので、ある意味で長襦袢ながじゅばんと同じく下着、とも言える部分です。

着物専門クリーニング店として申し上げれば『ぜひ裏地もキレイにしましょう!』『着物クリーニング屋を喜ばせて下さい!』と、声がかすれるほど大きな叫びを全国の着物ファンの皆様へ響き渡らせたいところです。

ですが正直に申し上げて『その部分の汚れ処置、本当に必要ですか?』と聞かざるを得ません。

正直なところ第三者が見えない部分の汚れをキレイにするのはどう考えても「過剰でしょ?」と感じるからです。これが高名作家様の1点ものや家族代々引き継いできた想い出あふれる着物で今後も良い状態で残していきたい、となれば話は別です。そうした着物のトラブルはぜひお任せ下さい。

繰り返しになりますが裏地の汚れや突然の変色はお召しの際に第三者から見える部分限定で良いのでは?というのが当店の見解です。

裏地のポツポツ変色/薄茶色の変色
てっとり早くコスパに優れる交換

胴裏交換 八掛交換

胴裏も八掛もたくさんの生地が販売されています。変色はいわば生地の高齢化による劣化のひとつですのでスパッと割り切り新品と交換するのが最もコスパに優れます。

もちろん変色黄変直しなどでも解決を図れるケースがあります。ただしポツ・・・ポツ・・・と数カ所に変色があるケースを除き、ポツポツポツとたくさんあるなら費用的に見れば新品との交換がベストな選択肢です。


汚れはともかく臭いクサイ

ニオイ対策にはみず洗い

樟脳臭や汗クサさ、あるいはネットリじっとりした手触りを解決されたいなら当店の着物みず洗いが適します。

見える汚れと同じ以上に、気になりだすと「着れない理由のNo.1」と不名誉なニオイ問題。何とかしたいとお考えの品はお持ちではありませんか?

着物みず洗いは汗やニオイ成分を大きく除去できる水で洗って仕上げアイロンするだけの超シンプルコースです。単着物:2,400円~、袷着物:2,900円~と超格安料金でご利用いただけます。

少し縮みが出る、色にじみのリスクなどがあるものの普段着系の着物や下着に当たる長襦袢、長期保管の結果少し型くずれ・縮みが出ている着物などには非常に適しています。



八掛はっかけはほぼ見えない

後ろ姿を右側から見られたり、歩いていたり風が吹いたり、なにかしらの動作で前身頃がゆれめくれてチラリと顔を覗かせる八掛はっかけ。いわば「チラ見せ」パートです。

着物に通じれば通じるほど、パッと見で八掛の色合いを見て「あの人おしゃれね」「あぁ、すごい上品な八掛の色!」との評価をする方は多いと思います。

もし八掛前身頃のおくみなら表地のように目立つ部分のため染み抜きや変色黄変直し、または和裁で上下付け替える、上前と下前の八掛を交換するなど、汚れを解決するクリーニングの必要性は高いと言えます。

でも汚れや変色がある部分が八掛の後ろ身頃だったら?下前だったら?と考える時はクリーニングなどする必要があるのでしょうか?見えない部分へまで投資するかどうか?

お召しになると見えない部分の汚れはその汚れを知る人物は持ち主だけでしょう。それならご自身が裁判官となりジャッジできます。

当店がオススメするのは「気にならない汚れは汚れじゃない!」という考え方です。

もし着ると見えない胴裏どううらや八掛まで「クリーニングしてキレイにしておかないと!」と思い込んでしまうとおこづかいやヘソクリがクリーニング代に消えてしまいます。

見えない部分のクリーニングはある意味ムダと割り切ってしまえばその分着物をお召しになるのに必要な小物類や安い着物が変えます。

当店の立場は着物文化の持続的継承が事業の目的のひとつです。着物文化、つまり着物を楽しむ方がこれ以上減らず逆に増えていけるようにするにはクリーニング代そのものに切り込む必要があります。

その意味では見えない部分の汚れは気にせず、どうせなら着て見える汚れの解決や新たな着物購入費用に当てていただきたいと考えています。その意味では少々かたよった意見かもしれません。

お召しの際に第三者から見えない部分の汚れを解決するよりも胸やそで、肩など「より人の目が集中する部分」をキレイにする費用に投じる方が建設的だと感じます。

気になる汚れが第三者に「バレるかバレないか」、これ地味に重要だと感じます。皆さまはいかがでしょう?

もし時間が許すなら着物を着てお散歩やちょっとした買い物したり、お家の中でも歩いたり座ったり洗濯物を取り込んだりしてみましょう。

チラ見せ生地の八掛はっかけって思った以上にチラチラしなかったと感じる事請け合いです。右後ろから見られると少し見える部分は表地と一緒と考えなるべく汚さないようにしたいものです。

 

「一瞬で汚れを発見しよう!」とするのは着物クリーニング屋の技術職で、仕事だから汚れを探します。でも仕事を離れると「汚れを見つけてやろう」という人はいないでしょう。私どもも同じです。

汚れを見つけて解決する専門家ですら町を歩いている方の服の汚れを探しません。見つけません。意味のない行為だからです。

もし仮に「他人の着物の汚れを探し出してやろう」という、『人として少々おかしな』行動をする人に汚れを見つけられたとします ───それが何だと言うのでしょう。

何も恥ずかしくありません。

八掛は表地と同色系ならほぼ目に入りません。

赤や緑などハッキリした色目、表地の色合いに対して目に飛び込んでくるようにするため差し色を用いている場合は「人の目の特性」効果で「色」は目に入りますが「汚れ」がどれだけ見つけられるか・・・?

見えない部分の汚れを除去するのに仮に8千円かかるとします。

当店なら8千円投じるなら結構な汚れを除去できます。表地の。すぐ目に入る部分の。

 ───対面した誰もが気づくえり・胸・肩口・背中などの目立つ汚れ・・・。

どちらの汚れをキレイにしたくなりますか?

当店は『表地だけキレイにして!裏地はお金がかかるなら処置不要!』という珍しい注文ができるお店で、そうした注文を積極的に受け入れています。

お店がやっている様々な施策や工夫で徹底的に着物の汚れを安くするべく頭をひねっていますが、ここに皆さまのご判断『裏地は適当で良いから表地を安くキレイにして!』と注文すれば、さらに安価にクリーン品質を手に入れられます。

 

当店の様々な工夫の一例では「裏地・八掛はっかけ」の汚れは第1段階ではお見積もりに大きく影響しない程度に判断している、というものがあります。

 

「この汚れ処置は普通にやれば5千円です。裏地のあるあわせ着物ですので処置するに当り洗浄剤・すすぎ液・流れ出た汚れ成分が裏地などへも流れ出ます。

 

普通のお店はこの際、裏地まで徹底的にキレイに処置して納品を目指し、その分消費者の皆さまから見て『高額』な費用請求につながっています。

 

当店ではこの洗浄時に裏地部分に流れ出たあらゆる成分を完全に除去しなくて良い、とお申し出くだされば、ある程度処置して多少モヤモヤ感が残っていても表地がキレイになっていればその分割安料金で納品できます。

 

いかがでしょうか?」

まったく見えない部分の汚れを処置しなければ、その分さらに割安なクリーニング料金となります。

 

その余った金額分を新たなお着物や小物・ぞうりなどへの投資、もっと言えば着物の「目立つ部分のクリーニング・しみ抜き代金」へ投じていただければ ───

 

お店も「安くキレイにしてくれてありがと!」と評価をいただける上お客さまは好きに使えるお小遣いが残り、着るに着れない目立つ汚れのある着物が復活できるという、一石三鳥の効果が得られるのです。

 

誰にも見られない部分へお金を投じるのなら、1点でも多くの「表地が汚れ・変色があって衣服としての役割を果たせない着物」へ投じていただきたいとの願いは切実です。

 

ヤフオクなどで1,800円で競り勝って購入した一目ぼれ着物 ───

「あら?」と気づいた胸元の大きなしみ、かけえりの変色、脇にできた丸い汗?の末路の黄色の黄変・・・。

 

もしそれらが安くキレイに処置できれば ───そでを通せるようになります!

 

仮に裏地が汚れていても、誰にもバレなければ汚れていないのも同然です。

誰にも見えない部分をきれいサッパリあきらめ、ぜひ表地をキレイにしてくだされば・・・。

 

大阪のネットクリーニングショップの、心からの願いです。

着物専門クリーニング店としては、希望されるなら裏地部分の胴裏どううら八掛はっかけ部分のクリーニング依頼は大歓迎です、念の為(^^;

・・・恥ずかしいけど
本当にほっといていいの?

裏地は黄色や茶色変色で
ムチャクチャが普通(^^;

大多数の普段洋服で生活する方は着物をとても別格のものとしてお考えになりがちですが、着物は着物というルールで着るファッションアイテムのひとつです。

 

民族衣装というよりマキシドレス・パーティドレス・イブニングドレスに近いものに相当するでしょう。着物の小紋やつむぎなどはより普段着に近いワンピース感覚だと思います。

 

洋服の首元や脇部分を想像してみて下さい。

少し回数多めに着古した上着やシャツの脇って生地が傷んでいたり色が薄くなっていたり、モノによっては少し黄色くなっていたりしていませんか?

 

ところがそういったシャツや上着でも普通に皆様着こなしていらっしゃいます。

果たして通りすがりの第三者が汚れのできやすい部分をしげしげながめて汚れを探すでしょうか?

 

汚れや変色があるのを恥じているのは、ご自身だけではありませんか?

 

とは言え公式な場でお召しになる場合は気になるのは確かでもあります。

 

ぜひ着物をお召しになった上で第三者にチェックしてもらい、見抜かれた・見つけられてしまった汚れだけをクリーニングやしみ抜きに出す習慣が一般になってほしいと、切に願っている次第です。

 

裏地ですか? え・・っと・・・、見つけられましたか?

着物精通者の共通認識

職業的に着物をお召しになる方、着付けをされる方や着物レンタル店勤務の方など日々着物に触れ続けている方々にはおそらく共通認識があると考えています。

 

胴裏どううら(見せない裏地部分)や八掛はっかけ(チラ見せさせる裏地)って、汚れがあるままの着物、多いよね

 

ところが着物初心者の方々はこう考えていらっしゃる事がほとんどです。

『着物はカンペキに近いキレイ品質にせねば!』と。

 

大丈夫です。ご安心下さい。

着物に触れる・お召しになる機会が多い方ほど『裏地にまでお金を回せない』を地で行っていらっしゃいます。

 

着物を専門にクリーニングしみ抜きする係の私どもでさえ心の底からそう思うのです。

固定概念は捨て考え方を変えてみる

『・・・そう言われてもなぁ。やっぱり恥ずかしいもん。』

そんな方はぜひこう考えましょう。

 

『あ!着物を着てる人がいる! あの着物の裏地にもしみはあるんだろうなぁ』

(^^;

もしまっとうな方でそんな風に考えるのに抵抗のある方は次のような考え方はいかがでしょうか?

 

『着物の裏地や八掛のクリーニングやしみ抜きを進めるのは、極悪セールス術で悪評つきまとう○服店業界のごとき着物専門クリーニング店や業者だけだ』と。

 

着物の裏地の汚れや変色についてはご自身が『どうしてもキレイにしたい!』とお感じにならなければ、しみ抜きクリーニングしたと思って新たなリサイクル着物を1点でも多く購入し、ぜひぜひ着物としてお召しになって楽しんであげてください。

 

・・・そうしますと ───

着るといずれ汚れます。特にかけえりやそで口内側などがわかりやすく。

そうなればまた着物をクリーニングしなければなりません。

『あぁ・・・。また出費が続くのか・・・。』

 

→こうなると裏地をキレイにしている場合ではありません。

ぜひ表地の「気になる汚れや変色部分」だけをキレイにさせましょう。

 

当きもの医は、そういった個別の部分的汚れ処置のみの利用を気軽にできるお店です。

着物クリーニング料金相場が高止まりのままだと、着物文化はすたれますます沈んでいくだけになるのですから・・・。

ちなみ情報
着物をよく着る方の裏地は

日常的に着るからこそ
汚れ処理依頼はごく少数

当店からご紹介できる例としてはざっくりとしていますが、着物をよく着る方ほど洋服感覚・仕事着感覚・普段着として着物をお召しだと感じています。

 

『他の部分はいいからここの汚れだけキレイにして』

必要最低限の費用で汚れ問題を解決したいと、とても良い着物クリーニング店の利用法だと思います。 

『汚れは処理しなくていいから丸洗い・みず洗いだけして』

とりあえず洗っときたい、ひとまず汗やニオイだけスッキリ落としてみようなど、目的を持った上手な利用法です。 

 

着物に慣れた方ほどこれらのような内容が多く、上手に費用を抑えながらご自身なりにキレイにお楽しみになっていらっしゃると推測しています。

 

着物慣れした方ほど「見えない部分にまで着物資金を投入してられない」とお考えになるのでしょう。

私どもは着物専門クリーニング店として、この考え方に絶賛共感いたしております。

 

着物専門クリーニング店として強く申し上げたいと思います。

『裏地の汚れは気になさらないのが一番です!』

『着物の裏地・胴裏どううら部分が全体的にまっ茶色になっていたり黄色のポツポツが無数にできていて、それがどうしてもガマンしがたい際は、クリーニングよりも生地ごと交換してしまうのが最高品質です!』

胴裏どううら胴裏どううら交換、八掛はっかけ八掛はっかけ交換という和裁処置があり、いずれも生地代は別に必要ではあるものの『新しい生地だ』との納得感で効果テキメンです。もちろん当店でもご利用いただけます。

これから着物にチャレンジしていこう、とのお考えをお持ちのとても素晴らしくお美しい心を秘めた皆さま、着物に不慣れな着物初心者の皆さまにおかれましては、ぜひこのお言葉を送らせてください。

 

普段着として着る着物は洋服の通勤服や普段着並みに、ちょっとおしゃれ気分で着る着物はマキシドレスだと思って、もっともっと気軽に着用してみてください。(洋服に比べるとかなり窮屈きゅうくつなものの、『私は着物を着てるんだ!』な満足感はハンパない事でしょう)

 

表地や裏地が多少「汚れてるな」と感じる着物も、そでを通して一日が終わると洋服とは異なる充実感・幸福感に満たされるはずです。

 

すべてを言葉にする事は叶いません ───

 

ですが着物は着る方を幸せにする魔力をもった他に例を見ないファッションアイテムだと感じており、どれだけマイナーになっても一定のきものファン・愛好者が年々生まれる理由のひとつだと考えています。

 

セールストークですぅ(^^;

当店には最強の格安メニュー・正絹格安着物みず洗い:2,400円~があります。

 

着る時にそれほど問題が出ないのなら多少縮みや型くずれが出てもかまわない着物があるとしましょう。

 

そしてその着物に黄ばみ・茶色の変色や輪じみなど、たくさんの汚れがあったとします。

 

さらにその着物に一目惚れしてしまいどうしてもそでを通す事ができる状態にしたい場合など・・・。

 

普通の着物クリーニング店・悉皆店・呉服店に相談すると断られたり5万6万と言われる汚れでも、当店の切り札・着物みず洗いとしみ抜きを組み合わせる事で市場相場価格の4分の1~半額くらいの費用でキレイにできるチャンスがあります。

 

ただその場合においても、裏地の汚れは気にする必要はないとご理解ください。

 

裏地に関してはお尻の経血汚れや黄ばみはともかく、そでや見頃や背中や脇に汚れがあっても人に見せない部分ですので遠慮はいりません。

 

経血汚れや黄ばみでも気にせず着用してもらっている着物さんはたくさんいます。(表地にひびいていればしみ抜きも必要かな?とは思います。でも、やはり着る方の判断ひとつです。)

 

ちょっとほつれやキズのある服を着るように、気軽に裏地の汚れはスルーしましょう。

 

着物クリーニング広告です

・・・ここまで書いていてなんですが完全なる広告ですセールストークです。ぜひ引き込まれて下さい(笑)。

 

裏地の汚れが気になる方は当店がオススメする相見積あいみつもり相談術をぜひご活用ください。

 

複数のお店に相談するイコール、複数の着物クリーニング専門家の意見や見方・判断という重要な情報を得られ、時間と手間以外に失うものがありません。

 

着物をクリーニングする、着物の汚れをキレイにするのに非常にメリットと効果が高いものです。

 

そこでぜひ相談する着物専門クリーニング店の中に当店をお加えくださいませ。

当店は安さ品質のバランス・コストパフォーマンスに関しては一芸に秀でていると自認するお店です。

 

写真を駆使すればお見積りも完全無料で行っていただけるので、ぜひお近くの着物クリーニング店さんやメールでお見積り可能な着物専門クリーニング店と比較検討してみてください。

 

裏地の汚れを気にするかされないかはお客様の自由です。

ここまで繰り返していますように、当店の立場は「裏地はスルーしましょう」です。

 

ですがひとたび「この胴裏どううら八掛はっかけの汚れを安く落としてほしい」とのご依頼があれば、表地・裏地問わず、持てる技術・経験・知恵・工夫を最大限駆使してご期待にお応えいたします!

 

ご相談はお気軽にどうぞ!

 

きもの医のホームページをご覧くださりありがとうございます。

m(_ _)m