格安着物みず洗いクリーニング
ただいまリニューアル中!

みず洗いABCコースは廃止
みず洗いAコースはみず洗いに

2021年春、みず洗いABCコースの3コースは『みず洗い』の1コースへ改変いたしました。

「よくわからない」とお叱りが多かったみず洗いBコース・Cコースを無くし、新たにお直し付きみず洗いコース・お仕立て直し付きコースを構築中です。多くの着物類でこれまでよりも安価なお直し付きみず洗いバリューセットへ生まれ変わります。

当店へご相談の際はムズかしくお考えにならず、ご自身が希望する内容を下記のような普通の言葉でお伝えください。

着物のクリーニングの勉強をする必要はありません。

  • ○年○月○日までに戻してほしい
  • ○円までが希望
  • ○円を超えると出せない
  • 特定部分の見える汚れが気になる
  • えりの汚れが気になる
  • しわが気になる
  • アンティーク・中古着物でそでを通すのが気持ち悪い
  • 着物で一般的なクリーニングができれば良い
  • ニオイがキツくて着れない
  • たくさん汗をかいたから気になる
  • 丈を○○cm出したい、詰めたい
  • 幅を○○cm出したい、詰めたい
  • 反物を着物に仕立てたい
  • 水で洗いたい

「丸洗いをお願いしようと思うんですが・・・」とのご相談をよくいただきます。

しかし経験上、着物クリーニングで一般的な丸洗い(京洗い・生洗い・『屋号』洗い)の本当の中身を理解している消費者は多くない、と痛感しています。

それは着物販売店スタッフや着付け/お花/お茶/日本舞踊などの習い事の先生方やスタッフの方も同じです。

実はえりの筋状汚れなどごく一部を除き、正絹着物の見える汚れは手作業である格安汚れ落としえり拭き/えり洗い等部分洗い染みしみ抜き変色処理格安柄足しなどでの処置が必要です。

また仕上げアイロンだけのご利用も可能です。

丸洗いはえりやそで口以外の見える汚れをキレイにするのにあまり効果的だとは言えません。そのため当店では丸洗いセットを必須とせず、気になる汚れだけをキレイにしてとのご要望を広く承っています。

『本当に丸洗いで良いのですか?』と逆に質問すると、後に上記例のような本音を伺う事ができます。

上記例のような直接的な希望を伺う事で、ご相談者様にとって『迷う要素の少ないお見積り』が可能となります。

ぜひ上記例のような普通の言葉でご希望をお寄せいただき、余計な処置を含まない適切なお見積りをお受取り下さい。


着物は特別?フツーのモノ?

誤った情報に右往左往してる?

着物は洋服で言うブラウス・ワイシャツ、寒い時期のワンピースやスーツ・コートです。

例えば暑い日に1日着回したワンピースをハンガーで吊って一晩干して、あと何回もそでを通しますか? 特に華やかな場やデートに着ていきたいワンピースならある程度のところでクリーニングに出されると思います。

ワンピースなら素材やパーツ・色目、そして汚れの具合などにもよりますが、技術・見極める目に自信があるクリーニング店なら水で洗ってもらえます。そんな技術力に優れたクリーニング店はすべての都道府県にあります。

それでは着物クリーニングはどうでしょう?着物クリーニングのど定番・丸洗いはドライクリーニングという汗汚れを一切除去できないクリーニング工法の延長線上にあるクリーニングです。つまり丸洗いしたところで汗汚れは100%残ったままで納品されます。

着物専門クリーニング店に限定すれば高級店であろうが激安店であろうが、丸洗いしかやっていないお店がほとんどです。

丸洗いは水にしか溶けない汗汚れの大部分は一切落ちず、「キレイにクリーニングしましたよ(汗汚れはそのまままだけどネ~。別にいいでしょ?)」と、納品されます。

これはキチンとしたお店なら必ず表示されている丸洗いのデメリットです。

汗が一切落ちない丸洗い

洗浄能力をわざわざ

ドライクリーニングベースの着物丸洗いでは汗は落ちない」、と極端に表現しています。ところが本当は落とせなくはありません。

実際にはドライクリーニング中に汗汚れをある程度~大きく除去できる専用洗剤(ドライソープ)があります。そのドライソープを使えばドライクリーニングでもある程度汗成分を解決できます。

ただしそうした高性能なドライソープで正絹着物を洗っている業者があるかと言えば、私どもは聞いた事がありません。

理由はドライクリーニング時に汗=水溶性汚れを解決するのは丸洗いにもっとも必要である安全性に重大なリスクをもたらすからです。

丸洗いに汗を解決できる能力を与えるのはある意味簡単です。

ですが汗汚れを除去できるセッティングで洗った着物にはおそらくトラブル続出になるはずです。

『汗汚れを解決できる丸洗い』を利用したら着物が縮んだ!色がにじんだ!紋が汚れた!と、恐ろしいクレームの嵐に見舞われる事でしょう。

そのためやはり極端に言えば「丸洗い(ドライクリーニング)中、水溶性汚れが除去できないようセッティングした洗浄液にしている」と言えます。

衝撃を受ける方がいらっしゃるかもしれません。

ですが日本全国の着物専門クリーニング店ならどこでも扱う丸洗いに汗など水溶性汚れを解決させない選択をしているのは事実なのです。

結果的にそうした品質を良しとしてきた過去が着物クリーニングを『高いお手入れ代がかかるクリーニング』に追いやっている大きな原因です。

なぜならまずは丸洗いをして汗が気になるなら汗抜きを追加して・・・という積み重ねが必要、つまり処置が増えるので料金がかさ増しになってしまう ───。

残念ながらこれが着物クリーニングの現実なのです。

汗・ニオイ落ち特化のみず洗い

みず洗いにもデメリットが

当店の着物みず洗いは水だけで洗う工法です。ドライクリーニングは工程に含まれていません。

水で洗い、仕上げにアイロンを加えしわを無くして納品する、これだけです。そして着物みず洗いには少し縮むかも、色にじみが起こるかも・・・などのリスクがあります。

なぜこのようなクリーニング法を開発して提供しているかと言えば、そうしたニーズがあるからです。

着物みず洗いでは汗やニオイ成分はよく落ちます。若干の縮み等一定のリスクが問題ない着物や長襦袢なら、丸洗い以外の着物クリーニング選択肢として成り立つと考えています。

さて皆さま。汗を除去できない丸洗いで着物クリーニングの目的は達成できますか? もし目的が果たせるのならリスクのあるみず洗いを利用する必要はありません。

みず洗いはお家洗濯の延長線上にある

みず洗い、と表現していますが水で洗う工法です。ご家庭にある洗濯機のドライコースも水で洗います。ドライ溶剤・ドライクリーニング機はお家には置けません。だから商業クリーニングに出さないと丸洗いはできません。

 

ところがみず洗いは水で洗うという意味ではお家洗濯の延長線上にある姉妹のようなものです。究極に安全性を高めた水洗い工法だと理解していただければウレしいところです。

格安着物みず洗いが単着物なら2,400円~、袷着物で2,900円~と、安さだけに注目した方も多いでしょう。

 

「安い洗い張りなのかしら?」と興味を持った方もいる事でしょう。ぜひ自問自答してみてください。なんのために着物をクリーニングしたいのかを。

汗をたっぷり吸った着物があります。その着物を『汗汚れが落ちない丸洗いに出す』というのは最適と言えるでしょうか?

暑い日に1日着てたっぷり汗を吸ったワンピースを『ハンガーで吊って干し、そのまま何回も着回すのですわよオホホ』と気回せる方はいざ知らず・・・。

丸洗いのベースはドライクリーニングですので、汗汚れは一切落ちないため繊維の中に残ったままです。

もう一度言います。汗をたっぷり吸った着物を丸洗いしても繊維の中には汗汚れが100%残ったままです。

・・・こう知った後・・・丸洗いに出したいですか? 寒い時期の着物には汗汚れはほとんどできないため問題ないものが多いでしょう。しかし汗をかくシーズンにお召しになる着物に丸洗いはほぼ無意味です。少し深堀りして言えば「クリーニングしたから安心」という精神的安定は得られます。あくまで汗やニオイを解決したいのに丸洗いは不適切、との現実をお知らせしている次第です。

汗やイヤなニオイが積み重なると着る気がなくなってしまうのは皆さん同じ気持ちではないでしょうか。

お家で洗濯できる衣類ならいかがでしょう? 実は皆さん、洗濯で縮んだり型崩れしたりしてもあんまり気にせずキレイになさっています。これも現実です。

もし法律が変わってドライクリーニングがお家でできるようになったら ───? 

「あぁ・・・ドライクリーニング機なんか買うんじゃなかった。全然洗った感じがない。電気代も洗剤代もムダ。後悔しかない。」

ほとんどの方がこう感じるはずです。

汗もニオイも落ちない丸洗いで何も解決できない着物には格安みず洗いがあります。

みず洗いはねっとりと暑い時期が長い国・日本特有の着物の汗・ニオイ汚れ問題を安価に解決できる、ひとつの回答です。

『着物に新たな文化をもたらすかも』とさえ考えが及んでしまう、高温多湿の国・日本で最良のクリーニング・メニューだと信じ、日々提供しています。

浴衣ゆかたは水洗いがスタンダード

水で洗うのが標準の浴衣

真夏に着る浴衣のクリーニング、水で洗わない業者はいないと思います。なぜでしょう?

なぜドライクリーニング(丸洗いのベース技術)ではなく水洗いするのでしょう? 答えは簡単です。クレームが寄せられるからです。

「ぜんぜんキレイになってない!ホントに洗ってくれたの?」と。「汗?ベトベトする! 変なニオイがする!」と。

つまり夏に肌に直接羽織る浴衣を洗う方法としては、昔から水で洗うのが当たり前なのです。

浴衣の主な素材である綿=コットンや麻は正絹以上に水で縮みます。 でも綿や麻の浴衣は水で洗うのが当たり前です。縮むのにも関わらず、必ず。

浴衣をドライクリーニングしても汗汚れは一切落ちません。汗をたくさん吸った浴衣を一晩干してアイロンがけし、納品するようなものです。

丸洗いが標準の長襦袢

では着物の下に着る長襦袢はどうでしょう? 浴衣と同じように直接肌に触れるものです。 

汗を吸った長襦袢を丸洗いで納品、お客さまの多くは「クリーニングしたから安心!」という現実がある ───これで本当に良いのでしょうか?

単着物袷着物は?

真夏に着る透け感満載の薄もの着物、じわっと汗が吹き出す時期に着る裏地のない単着物、まだまだ『暑いのに伝統に従うと選択しなければならない』裏地付きの袷着物はどうでしょう?

確実に汗を吸っている着物は、想像の遥か上を行くほどの数になります。真冬ですら汗をかくのですから。最高に寒い1月~2月にかけて着物を着るシーンは、室内が主だと思います。

移動時の車内・電車内、観劇の劇場、結婚式・パーティーの会場 ───寒くて震えることの方が多いでしょうか? 現代日本では、快適~少し暑い設定温度であるのが普通です。

真冬ですら汗を吸う着物はありますし、脇辺りは袷着物でもそこそこ汗を吸ってるケースも多いのが現実です。 単着物や絽や薄物なら?

ほぼどれも汗を吸っているはずです。

繰り返しになりますが汗汚れ・ニオイトラブルの解決策として当店では着物の形のまま安価に水で洗え、これらのトラブルを解決できる着物みず洗いを提供しています。

ただし汗もニオイも激減できて、普通の丸洗い料金よりも安く、トラブルが何もない最高のクリーニング!・・・ではありません。 ざっくり言えば身丈がちょっと縮むし、色にじみのトラブルもあります。

しかし着物の汗汚れクリーニングの定番・汗抜きよりは効率的で安価に汗・ニオイを解決できます。

着物を(汗汚れは気にせず)安全にクリーニングできる事が本音ですか?
 多少変化を起こしても安くニオイや汗を解決したい、そうしたお品はありませんか?
皆さまはどうお感じになるでしょう ───。

私どもが経験上申し上げられるのは、踊り・お茶のお稽古用、趣味の着物、着付けの練習用、さらに裏地のないタイプの暑い時期にお召しになる着物には最適だと感じるのです。

リピート率が高いみず洗い

指名買いされるみず洗い

徐々にではございますが一度着物みず洗いをご利用いただいた方には「モノによっては良いクリーニング」として定着しつつあるのかなぁ?と感じる次第です。

なぜならみず洗いは注文時に指定されるからです。

当店へのご相談はだいたい3つに別れます。

  1. とりあえずクリーニングしたい 目的をお持ちでないご依頼
  2. しみ抜き・変色黄変を直したい、お直し・お仕立てがしたい 目的を持ったご依頼
  3. みず洗いしたい 目的を持ったご依頼

「3. みず洗い」を名指しで注文いただく方は普段の生活でおそらく、「汗を吸ったブラウスやワンピ・パンツ・スカートは洗わないとニオイやらが気になりがちな方」なのでしょう。

ニンニクや玉ねぎの口臭を気にするタイプと言えるかもしれません。一人の時じゃないとオナラをプップッできず、パートナーの前でなんかとんでもない!というタイプの方もそうかもしれません。

人の鼻はニオイに敏感ですがニオイにはすぐに慣れてしまうそうです。

それで自分が着ている服のニオイはすぐに感じなくなり、どんなニオイを発しているのかわからずたっぷりの香水や芳香剤にまみれた服をお召しになっている、これもひとつの現実です。

「(ニオイや汗を落とせない)丸洗いしたから安心!」とお考えの方の中にはこの指摘にドキッ!とする方もいらっしゃると思います。

お家の洗濯でもスッキリニオイがなくなった状態で着られる服がほとんどの中、丸洗いしかしていない着物は「第三者からして『クサッ!』と感じられるかも!?」 ───

このリスクに耐えられるのなら、このページは時間の無駄と言えます。

「あ!着物着てる人がいる!ステキ!」 ~ (行き違う・・・残り香が)「げっ!なんじゃこのクッサイニオイは!?」

もしかして、知らず知らずにこのような状況におちいっているとすると ───?

「クリーニングしようかな」と検討に入っていた着物をクンクンチェックしてみてはいかがでしょう。

一度着物みず洗いを経験された方の多くはみず洗いを指定してご注文になる、この現実をどう感じられるかとても気にかかるところです。

ご自身ですら「クサッ!」と感じる着物や長襦袢の安くて効率的なの解決法として、一度みず洗いを検討してみてはいかがでしょう?

きっと ───きっと着物ライフが激的に変化する、できると、私どもは信じています。

着物みず洗いコースの注意点・リスクまとめ

縮みが気にならないお品に

もし街ですれ違う他人のジャケットやブラウスやコートやワンピースを見て瞬時に「縮んでる!」「ちょっとしわが多い!」などを察知する能力のある方は別として ───。

多少縮んでも多少しわがあっても多少色にじみがあったとしても・・・現実には第三者が見てわかるものではない、と感じるケースも多いと考えます。

「クサイニオイを発する着物(や洋服)を着ている方よりも縮みや型崩れは「ほぼバレないですよ」、という意見です。どのようにお感じになりますか?

共感できる方はこのまま当店の着物みず洗いが着物のお手入れのひとつの選択肢となるでしょう。ぜひみず洗いをご検討ください。

・・・共感しがたい、しにくい、納得できない方はそもそも、着物の伝統を大切に考えない当店の着物みず洗いクリーニングは『向いていない』と、残念ですが言わざるを得ません。

お召しになると着物や長襦袢は体の動きにヨレ、ねじられ、型崩れします。購入して何年も経つ着物は空気の反応でちょっとだけ縮んでいるものも多々あります。

そして第三者が見てすぐに縮んでる!型くずれしてる!とは、おおよそバレていない現実があります。

「最低限おはしょりが作れが足りているなら問題ない!」
そうしたお品にはぜひ着物みず洗いをご検討下さいませ

格安着物みず洗いABCコースは『着物みず洗い』に一本化され、みず洗いBCコースは廃止となりました。下記料金表は現在の料金を反映しておりません。予めご了承下さい。

きもの医のホームページをご覧くださりありがとうございました。
m(_ _)m