「新液でドライ洗いしている」というのは「水道水で水洗いしている」と、同じ意味の部分があります。

水道水はなぜ飲めるのか？で考えるとわかりやすいと思います。大人を長く続けていらっしゃる皆さまには当然ご存知の「水は循環利用している」という事実。

洗い物や調理で用いた汚れた水はそのままでは飲めない汚れた水です。

ご家庭や工場から排水される汚れた水は浄水場などでろ過循環され、キレイな水・・・直接そのまま飲める水道水として常に生まれ変わっています。当たり前のように書いていますがあくまで日本国内や先進国を含め設備が整った一部の国でのお話です。

「汚れがヒドすぎてこれは循環できない水」は、実は存在しません。一部例外としては例えば原子力施設の冷却で『すぐには循環できない水』などはありますが、これも長い時間をかけて放射線物質が安全になれば再び飲水に転用できます。

当店では水道水と同じようにドライクリーニングのドライ溶剤を機械内で循環・ろ過し、常に最良の状態でクリーニングに用いています。

水道水と同じように完全に取り除けない成分はほんの少し残るものの、キレイな状態かどうかで言えばろ過されたドライ溶剤は化学的に見て新液同様と言えます。

ドライ溶剤はそもそも飲めるものではありません。商業クリーニングに特化してセッティングされ販売されたドライクリーニング洗浄専用剤です。

出荷時はキレイ、ろ過循環後もキレイな状態を維持しています。ただし溶剤管理や日常的な新駅追加をしっかり行わなければ、ドライ溶剤はいわゆる汚れた状態になってしまいます。

低価格・格安丸洗い店への不信感は付き物ですが、当店では常にろ過循環させた新液ドライ溶剤で洗っています。

これは高級店が発信なさっている「当店は常に新液で洗浄＝ドライ洗いしている」状態と同じ状態です。

当店は皆さまのニーズを広く受け止め、徹底的にサービス価格に落とし込むため原価計算をやり抜き、結果として2,400円～というウソのような料金で着物の水洗いを行っています。何とか利益を確保しながら・・・。

常に新液でドライ洗いしている ───この事実をぜひ知っていただければ幸いです。

まとめ洗い丸洗い注文なら割引価格が実現できる！

何点か一緒に洗う丸洗いの基準設定額を今、2,700円ではどうか？と検討を進めています。１点洗いの丸洗いに比べ、実に900円も値下げできそうなのです！

他のお客様の着物と一緒にキレイに管理されたドライ溶剤で洗う場合の料金案です。１点だけで洗う料金ではありません。

例えば５点まとめてご利用いただいた際、省ける経費は何か？を真剣に考えている最中です。

１点でご利用いただく方は少なくありません。２～３点でご利用いただく方もそう。そこで考えました。今の１点洗いの丸洗い料金の負担が大きすぎ、１～３点くらいの注文が多いのでは？と。

本当はもっと費用負担が少なければ１度に丸洗いに出す量は増えるのでは？と。いつもの事ですがやはりお客様から届いたお声を元に取り上げた次第です。

１点で『他のお品とまとめて洗う一般的な丸洗い』を注文いただいた際の料金案が2,700円 ───では５点一挙にご注文いただければ省ける経費 ───考えた結果、出てまいりました、見つかりました。

お着物がレターパックやゆうパック・宅急便で届く際、荷を開封し中身を確認しそれぞれ処置に進みます。この際、お一人ごとの注文表の作成を行います。

注文表の作成 ───。これはこれで手をかけて作成します。これは省けるのでは？ ───１件ごとの注文に対し、メールやLINEであいさつを含め、対応が必要となります。 ───これもある程度省力化できそう・・・。

効率化を編みだすのを得意とする当きもの医の本領発揮です。

こうした経費削減を積み重ねた結果、今の段階で５点同時に丸洗いを注文いただいた際に１点あたり200円削減できると判断しました。

１点で注文すると2,700円案、５点で注文すると１点が2,500円になる計算です。これだけで当きもの医の会員の皆さまには1,000円の節約ができる事になります。

・・・まことにすみません。次回の更新をお待ち下さいませ。